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2日程前に東京から友人の弁護士の四宮さんが京都に来た。かなり悲劇的なことがおこったある映画の企画の収拾の仕方についてを相談した。相手側からの依頼で来たが、僕のほうが四宮弁護士とは古いので、いろいろと相談して現状で一番よい解決策をとろうということになった。腹を割って話せる相手なので全ての判断を彼に委ねることにした。この3年間かかわってきた企画であり、僕がその企画の発案者なので、その僕自身が企画から外れるというのはやはり納得いかないが、二十五年ほどやつている映画人生の中ではそういうことが今までに二度ほどあった。だいたい十年に一度の割合で僕にとってかなり辛い状況はおこっているが、もうこの先はないだろうと思っていたが、やはり来てしまった。映画をやろうとする限りはこういうことはおこるのかもしれない。僕のような監督はフリーなので誰も守ってくれない。そんなことは百も承知で監督を続けているが、やはりどこかやりきれないのが残る。やりきれないというより悲しみが残る。心に形はないから心は傷つかないと自分にいいきかせる。もうこの話はこれくらいでやめる。四宮弁護士とそういった話が終わって、それから友人として京都の店を廻る。バー探偵の横の「上海バンド」で美味しい中華を食べ、マスターに大変お世話になっている「伊万里」というバーで飲み、高野川の飛び石を渡って「まほろば」という飲み屋で三時過ぎまで飲んだ。飛び石を渡った時、相当酔っていたのであわや高野川にザブンというところだったが何とか体勢を持ち直して渡りきった。今思えば本当に危なかった。夜中の1時をすぎてからの会話は覚えていないが、四宮弁護士といて楽しかったことは覚えている。四宮弁護士は本当に僕の映画を愛しているらしく、その言葉が何よりの僕にとっての薬だった。弁護士は人を救う。次の日は朝の十時半にホテルで待ち合わせて大学にいき、劇団姫オペラのポスター撮りにつきあってもらった。四宮さん、本当にありがとうごいました。
by kaizo-551
| 2010-02-19 18:10
| 日記
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